松代地震観測所
LISSシステム
LISSシステムは、群列地震観測システムの整備後さらに強力な遠地地震の観測機能を目指して当所が独自に開発したシステムでした。
同システムでは、米国地質調査所(USGS)が運営しているCWB(Continuous Wave Buffer)とIRIS(Incorporated Research Institutions for Seismology)が運営しているBUD(Buffer of Uniform Data)からインターネットを通じて全世界に設置されている高性能の地震計のデータをリアルタイムに取得し、世界中で発生する地震の震源やマグニチュードを高精度で求めることができました。
松代地震観測所では同システムを用いて常時監視を行い、大規模な地震については正確にその震源を求め、いち早く気象庁本庁に通報していました。2016年4月に松代地震観測所の地震解析業務の移管に伴いまして、当該観測所で行っている地震解析業務を気象庁本庁で実施することが可能となり、当観測所での地震解析業務は終了しました。LISSシステムで監視していた観測点