6月の天候
報道発表日
令和4年7月1日
概要
2022年(令和4年)6月の日本の天候は、東・西日本の気温はかなり高く、下旬は記録的な高温となりました。西日本太平洋側の降水量はかなり少なく、東日本日本海側と西日本太平洋側の日照時間はかなり多くなりました。北日本日本海側と北日本太平洋側の降水量はかなり多く、沖縄・奄美の降水量は多くなりました。
本文
2022年(令和4年)6月の天候の特徴は以下のとおりです。
- 東・西日本の気温はかなり高く、下旬は記録的な高温となりました
月の前半はオホーツク海高気圧の影響などで冷たい空気が流れ込み、全国的に気温が平年を下回りましたが、月の後半は太平洋高気圧が強まり暖かい空気が流れ込みやすかったため、月平均気温は東・西日本でかなり高くなりました。特に下旬は東・西日本で記録的な高温となりました。 - 西日本太平洋側の降水量はかなり少なく、東日本日本海側と西日本太平洋側の日照時間はかなり多くなりました
本州付近は低気圧や梅雨前線の影響を受けにくかったため、西日本太平洋側の月降水量はかなり少なく、東日本日本海側と西日本太平洋側の月間日照時間はかなり多くなりました。下旬には太平洋高気圧の北への張り出しが強まり、梅雨前線が北上したため、東・西日本の各地と東北南部では記録的に早く梅雨明けしたとみられます(速報値)。 - 北日本日本海側と北日本太平洋側の降水量はかなり多く、沖縄・奄美の降水量は多くなりました
気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすかったため、北日本日本海側と北日本太平洋側の月降水量はかなり多くなりました。また、梅雨前線が沖縄付近に停滞することが多かったため、沖縄・奄美の月降水量は多くなりました。

問合せ先
大気海洋部 観測整備計画課 担当 村井(観測値や記録について)
電話03-6758-3900(内線4268)
大気海洋部 気候情報課 担当 楳田(天候の解説について)
電話03-6758-3900(内線4546)
資料全文
関連資料
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毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月15日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。