2021年(令和3年)の日本の天候
報道発表日
令和4年1月4日
概要
2021年(令和3年)の日本の天候は、気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的に高く、特に北・西日本ではかなり高くなりました。2020年12月~1月にかけて、日本海側では各地で大雪となりました。8月中旬は東・西日本で記録的な大雨となりました。
本文
2021年(令和3年)の日本の天候の特徴は以下のとおりです。
- 気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的に高く、特に北・西日本ではかなり高くなりました
年間を通して気温の高い状態になることが多く、年平均気温は全国的に高く、北・西日本ではかなり高くなりました。 - 2020年12月~1月にかけて、日本海側では各地で大雪となりました
2020年12月から1月中旬にかけて、強い寒気が南下したため、日本海側ではしばしば大雪となりました。1月7日から11日にかけては、72時間降雪量が新潟県高田で187センチに達したのをはじめ、日本海側の19地点で記録を更新するなど、大雪が続き、多数の車両の立ち往生など大規模な交通障害が発生しました。冬の降雪量は、西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側で多くなりました。 - 8月中旬は東・西日本で記録的な大雨となりました
8月中旬は、前線が本州付近に停滞したため、東・西日本では各地で長期間にわたって大雨となり、68地点で72時間降水量の多い記録を更新しました。月降水量は西日本日本海側で平年比371%、西日本太平洋側で平年比297%といずれも8月として最も多い記録を更新しました(統計開始は1946年)。

問合せ先
大気海洋部 観測整備計画課 担当 村井(観測値や記録について)
電話03-6758-3900(内線4268)
大気海洋部 気候情報課 担当 竹川(天候の解説について)
電話03-6758-3900(内線4547)
資料全文
関連資料
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毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月15日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。