12月の天候
報道発表日
令和3年1月4日
概要
2020年(令和2年)12月の日本の天候は、北・西日本で気温が低くなりました。日本海側では、北陸地方を中心に記録的な大雪となった所がありました。太平洋側では、降水量は少なくなりました。沖縄・奄美では、日照時間はかなり少なく、降水量はかなり多くなりました。
本文
2020年(令和2年)12月の天候の特徴は以下のとおりです。
- 北・西日本では気温が低くなりました
中旬と下旬後半に強い寒気が流れ込んだため、北・西日本では月平均気温が低くなりました。 - 日本海側では、北陸地方を中心に記録的な大雪となった所がありました
中旬と下旬後半に冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込んだため、北陸地方を中心に記録的な大雪となった所がありました。 - 太平洋側では、降水量は少なくなりました
冬型の気圧配置となる日が多く、太平洋側では低気圧の影響を受けにくかったため、北日本太平洋側では月降水量がかなり少なく、東・西日本太平洋側では少なくなりました。北日本太平洋側では、1946年の統計開始以来12月として1位の少雨となりました。 - 沖縄・奄美では、日照時間はかなり少なく、降水量はかなり多くなりました
沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすかったため、月間日照時間はかなり少なく、1946年の統計開始以来12月として1位の寡照となりました。また、月降水量はかなり多くなりました。

問合せ先
大気海洋部 観測整備計画課 担当 村井(観測値や記録について)
電話03-6758-3900(内線4277) FAX 03-3434-9035
大気海洋部 気候情報課 担当 中三川(天候の解説について)
電話03-6758-3900(内線4547) FAX 03-3434-9123
資料全文
関連資料
- 日本の天候
毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月15日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。