夏(6~8月)の天候
報道発表日
平成30年9月3日
概要
2018 年(平成 30 年)夏(6~8 月)の日本の天候は、東・西日本は記録的な高 温となりました。北日本日本海側と西日本太平洋側および沖縄・奄美は降水量が かなり多くなりました。
本文
2018年(平成30年)夏(6~8月)の天候の特徴は以下のとおりです。
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東・西日本は、記録的な高温となった
太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出しがともに強く、晴れて気温が顕著に上昇 する日が多かったため、東・西日本は夏の平均気温がかなり高かった。夏の平均気 温は東日本で+1.7℃と 1946 年の統計開始以降で最も高くなり、全国の気象官署 153 地点のうち 48 地点で高い方から 1 位の値を記録した(タイを含む)。7 月 23 日 には、熊谷(埼玉県)で日最高気温 41.1℃を記録して歴代全国 1 位となった -
北日本日本海側と西日本太平洋側および沖縄・奄美は、降水量がかなり多かった
北日本日本海側は梅雨前線や秋雨前線の影響で、西日本太平洋側と沖縄・奄美は台 風や梅雨前線の影響で記録的な大雨の日があったため、夏の降水量がかなり多かっ た。沖縄・奄美の夏の降水量は、1946 年の統計開始以降で最も多くなった。 -
「平成 30 月 7 月豪雨」など、全国各地で大雨が発生した
6 月終わりから 7 月はじめにかけて、活動の活発な梅雨前線や台風第 7 号の影響を 受けて西日本を中心に全国の広い範囲で記録的な大雨となり、「平成 30 年 7 月豪雨」 が発生した。このほかにも、台風や前線などにより全国各地で大雨が発生した。

問い合わせ先
観測部 計画課情報管理室 担当 青木(観測値や記録について)
電話03-3212-8341(内線4154) FAX 03-3217-3615
地球環境・海洋部 気候情報課 担当 竹川(天候の解説について)
電話03-3212-8341(内線3154) FAX 03-3211-8406
資料全文
※別紙18~24ページ、「8 日最高気温35℃以上【猛暑日】の日数、日最高気温30℃以上【真夏日】の日数、日最低気温25℃以上の日数」に掲載のデータのうち、以下の32地点のデータを修正しました。(2018年9月4日)父島、徳島、高松、多度津、松山、宇和島、高知、宿毛、清水、室戸岬、 福江、人吉、牛深、宮崎、延岡、都城、油津、鹿児島、阿久根、枕崎、屋久島、種子島、名瀬、沖永良部、 那覇、名護、久米島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島、南大東島
※別紙25~28ページ、「9 日最高気温35℃以上【猛暑日】、日最高気温30℃以上【真夏日】、日最低気温25℃以上の最大継続日数」のうち、以下の19地点について、「日最高気温35℃以上【猛暑日】の最大継続日数」の統計開始年のデータを修正しました。(2018年9月6日)
秋田、宮古、新潟、長野、宇都宮、松本、前橋、飯田、津、浜松、横浜、厳原、佐賀、長崎、雲仙岳、松山、名瀬、西表島、石垣島
※別紙18~24ページ、「8 日最高気温35℃以上【猛暑日】の日数、日最高気温30℃以上【真夏日】の日数、日最低気温25℃以上の日数」に掲載のデータのうち、以下の32地点の平年差のデータを修正しました。(2018年9月11日)
父島、徳島、高松、多度津、松山、宇和島、高知、宿毛、清水、室戸岬、 福江、人吉、牛深、宮崎、延岡、都城、油津、鹿児島、阿久根、枕崎、屋久島、種子島、名瀬、沖永良部、 那覇、名護、久米島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島、南大東島
関連資料
- 梅雨入りと梅雨明け(確定値)
- 日本の天候
毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月15日頃に更新されます。
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