火山ガスに関する用語

火山ガスに関する用語

分類 用語 区分 説明
火山ガス 火山活動により地表に噴出する気体のこと。
噴火によって溶岩や破片状の固体物質などの火山噴出物と一体となって噴出するものを含む。「噴気」ともいう。水、二酸化硫黄、硫化水素、二酸化炭素などを主成分とする。
火山ガスを吸引すると、二酸化硫黄による気管支などの障害や硫化水素による中毒等を発生する可能性がある。
二酸化硫黄 火山ガスの主要成分の一つで、無色で刺激臭のある有毒な気体のこと。
低濃度でも呼吸器を刺激し、せきや、気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こすことがある。SO2および亜硫酸ガスともいう。
備考 a) 気象庁では、二酸化硫黄の放出量は遠隔測定可能であるため、火山ガス放出量の指標として火山活動の評価に活用している。
b) 放出量について、1日あたり100トン未満の場合は観測データの1の位で四捨五入、100トン以上の場合は10の位で四捨五入している。
火山ガス(二酸化硫黄)の観測について」ページ参照
硫化水素 火山ガスの主要成分の一つで、無色で腐卵臭のある有毒な気体のこと。
高濃度で呼吸麻痺などを引き起こす。H2Sともいう。